人とまちを結び、未来をつくる。
商業のプロフェッショナルとして描く未来

清水 将繁

MASASHIGE SHIMIZU

2003年 新卒入社
グランベリーパークグループ
グループ長

商業デベロッパーにおける
リニューアルは“本丸の事業”

学生時代にできた地元の東急スクエアは、まさに“まちのシンボル”。たくさんの人の人生と、笑顔が行き交う場所でした。高校、大学と接客業のアルバイトをしていた私は、お客さまに近い立場で仕事をしたいと考え、この業界を志望しました。なかでも東急グループの施設は都心に近く、緑が多いという恵まれた環境の施設が多いため、大学時代専攻していた環境学やまちづくりの知識を生かせると思い、TMD(当時の㈱東急マーチャンダイジング アンド マネージメント)を選択しました。
これまでSCの運営とともに大きなリニューアルも手がけ、プロジェクト全体を推進するリーダーとしての役割を担ってきました。商業デベロッパーにおけるリニューアルは、いわば“本丸の事業”。時代に応じてブラッシュアップさせ、新鮮さを保つことが非常に大切です。リニューアルの業務ではコンセプトの事業計画策定から開業後のサポートまで、次々に変わる対応が求められ、多くの人が関わるため想定外の事態も起こります。しかし、店舗がオープンして、お客さまの笑顔と生き生き働くスタッフの姿を見ると、苦労は忘れてしまうくらいの大きなやりがいを得られます。

町田市と官民一体の開発により
駅から公園がシームレスにつながった

現在はグランベリーパークの総支配人として、中長期的な視点を意識した施設ビジョンを示し運営をしています。
2019年11月にまちびらきした南町田グランベリーパークは、グランベリーモールをリモデルし、町田市と一体開発を行うことで、駅から商業施設、鶴間公園までがシームレスにつながったまちの総称です。グランベリーパークの施設コンセプトは「生活遊園地」。現在は2024年度より実施している大型リニューアルを継続しつつ、遠方のお客さまにも訪れていただくために、自然・暮らし・エンターテインメントが融合した新たなライフスタイルセンターの創造を目指して取り組んでいます。緑にあふれた施設は、平日でも多くの人々でにぎわい、鶴間公園でピクニックを楽しむ人の姿も。開業5周年を迎えた2024年度は話題づくりに取り組み、売上高が過去最高となりました。

TMDの最大の強みである
リーシング力をさらなる高みへ

現在、TMDは中期経営計画にてSC運営会社から商業企画運営会社への挑戦を掲げています。だからこそ、事業の基盤である施設運営力の一層の強化が必要です。施設の鮮度を保ち、魅力を高める力を磨かなくてはならないと思っています。
「もっとこんなお店があったら」「こんなサービスがあったら」そうした声に耳を澄まし、アンテナを張り、お客さま満足を高めるだけでなく、新たなニーズを創り出すほどのリニューアルをしっかりと進めることが大切です。そして、私たちの強みは、東急線沿線を中心として、さまざまな種類の魅力あるアセットを管理していること。ご出店者さま各社をつなげ、施設の魅力をより高めることのできる知見が大きな武器です。こうした商業リーシングの力をさらに向上させ「商業といえばTMD」と言われるよう、業界や東急グループ内のポジショニングを高めていきたいと考えています。

幅広いチャレンジの土壌がある。
だからこそ、一人一人の可能性を引き出せる

TMDの風土はとても風通しがよく、率直な意見を出し合える環境が整っています。チャレンジ精神にあふれる若手社員が中心となり、アイデアを出し合う様子が日常的に見られます。東急グループのリソースも活用することで幅広いチャレンジの土壌があり、積極的な挑戦を通じ、個々の特長を生かしながら自己実現をしている社員が多いと感じます。
私たちのSCが、そのまちを選んでいただく理由になるような施設づくりをすることが目標。「このSCがあるからこのまちが好き」と思っていただけるような、圧倒的な魅力をつくることが最大のミッションです。

2025年8月現在